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LVMH、老舗化粧品専門店オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー買収

モネ・ヘネシー・ルイヴィトングループ(LVMH)は、5日、フランスの老舗化粧品小売専門店オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(Officine Universelle Buly、以下ビュリー)を買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。ビュリーはLVMHの自社の投資ファンドであるラグジュアリーベンチャーズから4年あまりの資金援助を受けてきたが、今回、グループに加わることになった。

1803年にパリで創業されたビュリーは、ナチュラル成分の香水およびスキンケアの伝統をヨーロッパで広めた最初の専門店として知られている。2014年にラムダン・トゥアミとヴィクトワール・ド・タイラック夫妻によってブランドは伝統を引き継ぎつつ独創的にリニューアルされた。鐘型のガラスカバーをかぶせるキャンドルを発案し世界市場への展開に成功。現在は、欧米市場のほかアジア市場では東京、京都、香港、ソウル、台北などで専門店を構えている。買収後も妻のヴィクトワール・ド・タイラック氏は、ブランドの製品戦略、イメージ&コミュニケーションディレクターとして携わる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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