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イギリスで実店舗でのプレステージビューティーの売上が過去13週間で前年同期比9%増加

イギリスでは都市封鎖が解除され消費者が実店舗で買い物をする機会が増えてきているようだ。グローバル情報会社NPDグループが16日発表した新しいデータによると、イギリスの実店舗でのプレステージビューティーの2021年10月末までの13週間の売上高は、2020年の同時期と比較して9%増加したという。一方、プレステージビューティーのオンライン販売は、2020年同時期と比較して6%減少。昨年はパンデミックにより多くのハイストリートの小売店が閉鎖されたが、2021年下半期には顧客が実店舗に戻ってきたことが示唆された。高級美容小売業者にとってはクリスマス商戦を控え前向きな購買傾向が期待される。

2021年10月末までの13週間の業績に基づくと、実店舗の売上高は総売上高の62%を占めた。スキンケア、メイクアップ、フレグランスのすべてのカテゴリーで好調な成長を記録しているが、なかでもフレグランスは、プレステージビューティーの最もダイナミックなカテゴリーの1つであり、2020年同時期と比較して14%の売上増加を記録した。同グループのUK BeautyアカウントマネージャーのEmma Fishwick氏は、「フレグランスの販売は、歴史的にみて11月と12月の2ヶ月で年間総売上の約半分を占めており、これもクリスマスの小売期間に向けて前向きなニュース」などとコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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