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米エッジウェル、女性用シェービングブランドBillieを3億1000万ドルで買収

米エッジウェル・パーソナルケア・カンパニーは、11月29日、女性用シェービングブランドBillie(ビリー)を買収したと発表した。取引は米国独占禁止法(ハート・スコット・ロディーノ法)をクリアしており、同社は買収総額3億1000万ドルを現金で取り引きした。今回の買収で、Schick、Skintimateなど強力なエッジウェルブランドにビリーブランドを追加することで女性のシェービングカテゴリーにおける地位を補完および強化する。

2017年に設立されたビリーは、女性に高品質のシェービングとプレミアムボディケア製品を提供することに重点を置いたブランドで、デジタルネイティブの直接販売でビジネスを急成長させていた。現在の製品ポートフォリオには、カミソリ、シェービングクリーム、メイクアップワイプ、ボディローション、リップクリーム、ドライシャンプー、ボディウォッシュなどで2020年の年間売上高は9000万ドルだった。買収後も、ビリーは共同創設者のジョージナ・グーリー氏とジェイソン・ブラブマン氏が引き続き経営主導する。2022年初頭にアメリカ国内の実店舗での小売販売を計画しており、直接販売からの販路を拡大する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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