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顔面のボツリヌス治療で自己肯定感高まる

ボツリヌス毒素A型による治療が患者の生活の質と精神状態にどの程度影響するかを調査した結果が11月21日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

人の顔は、生活の質、態度、精神状態に大きく影響する。年齢、ストレス、および否定的な感情は、眉間、鼻周辺筋の刺激につながる可能性があると考えられている。今回は、ボツリヌス毒素A型治療を受けた患者83人(女性95%、男性5%、平均年齢48歳)に11の質問票に回答してもらい、結果を分析した。

その結果、治療により患者の社会的および心理的行動、および外見に関する自己評価が改善したことが示された。また、この効果は、治療終了後1か月以内に発現し、40歳未満および49歳以上の患者と比較して40~49歳の患者でより良好だった。研究者らは、「ボツリヌス毒素A型治療は、個人の精神状態と自尊心を高めることによって、社会的行動を改善するための重要な方法と見なすことができる」と結論した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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