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仏ロレアル、米ビーガンスキンケアYouth to the Peopleを買収

フランス大手化粧品会社ロレアルは、8日、米国カリフォルニアに本拠をおくビーガンスキンケアYouth to the People(ユース・トゥ・ザ・ピープル)を買収すると発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。

ユース・トゥ・ザ・ピープルは、2015年に二人のいとこGreg Gonzalez氏とJoe Cloyes氏によってロサンゼルスで設立された。両氏は植物抽出物と革新的な有効成分を利用して40年前にスキンケアラインを始めた祖母に触発されて起業したという。緑茶、ケール、ほうれん草などのスーパーフード抽出物とプレミアムビーガンブレンドの化学成分を組み合わせて高性能スキンケア製品を開発および販売している。米国、カナダ、オーストラリア、イギリスで展開するブランドは、D2Ceコマースと化粧品小売チェーンを組み合わせたオムニチャネルを通じて急成長。2021年に5000万米ドルを超える売上を記録すると予想されている。

今回の買収について北米ロレアルの社長兼最高経営責任者Stéphane Rinderknech氏は、次のように述べている。「ライフスタイルから高性能美へ。私たちはこの特別なブランドの可能性を信じており、開発チームと協力して可能性の実現を支援できることを楽しみにしています。 Youth to the Peopleが、西海岸で増え続けるアメリカのブランドのポートフォリオに加わることに興奮しています。」

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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