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メタボリックシンドローム、事務職の女性で少ない

成人女性のメタボリックシンドロームと関連因子を検討した結果が12月9日、「Archives of Environmental & Occupational Health」オンラインに掲載された。

今回の研究は韓国の忠北大学校看護部の研究者らによって実施され、閉経前の既婚女性を対象にメタボリックシンドロームの有病率と関連する要因を特定した。調査対象は2010-18年の韓国国民健康栄養調査から特定した就業している4447人とした。女性の仕事の種類、仕事により主に事務系の仕事を指すホワイトカラーと主に肉体労働の仕事を指すブルーカラーの2種で比較した。

その結果、メタボリックシンドロームの有病率は、ホワイトカラーの女性(10.5%)よりもブルーカラーの女性(15.3%)の方が高かった。ブルーカラーの女性では、年齢、家族のタイプ、外食の頻度、およびBMIが関連しており、ホワイトカラーの女性よりもメタボリックシンドロームになりやすいことがわかった。閉経前の既婚女性のメタボリックシンドロームを予防するためには、肥満の緩和や加齢に伴う飲酒量の削減などのライフスタイルの改善が必要であると示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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