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スイスのジボダン、2021年度増収増益を達成

スイスの香料最大手ジボダン社は、1月28日、2021年度の売上高が66億8400万スイスフラン(前年同期比5.7%増)となり、業績ベースでは前年比7.1%増になったと発表した。純利益は8億2100万スイスフランで、前年同期比10.5%増だった。新型コロナウィルス感染症のパンデミックが世界レベルに影響を及ぼし続けたため特定のサプライチェーンで継続的な課題があったが、事業とグローバルサプライチェーンを維持しながら良好なビジネス成長を維持した。

成熟市場は6.3%で成長し、高成長市場は8.3%で成長し、すべての製品セグメントと地域で堅調な売上成長が達成された。フレグランス&ビューティー事業は、パンデミックの最初の段階で最も影響を受けたが、ファインフレグランスとアクティブビューティー部門は2021年に二桁成長を達成し、これらの製品カテゴリーに対する強い消費者需要を確認した。

テイスト&ウェルビーイング事業では、飲料、セイボリー、スナックのカテゴリーだけでなく、植物ベースのタンパク質、健康とウェルネス、ナチュラルの戦略的重点分野でも優れた売上成長がみられた。グローバル市場の一部の市場で外食・飲料の消費制限が緩和され始めたことから、外食産業の回復が売上増に貢献した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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