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米コルゲート・パルモリーブ、国際宇宙スターションで皮膚の健康実験開始

米コルゲート・パルモリーブのスキンケアブランドPCASKIN®は、民間企業として初めて皮膚の健康実験を国際宇宙ステーション(ISS)に送ったことを発表した。2月19日、ノースロップグラマンの第17回商業補給機がヴァージニア州のワロっプス飛行施設から打ち上げられており、15を超える研究および技術開発ミッションの一環として、PCAスキンは、微小重力のストレスの多い環境で発生する皮膚の健康バイオマーカーの変化に関するデータを収集する。

微小重力への曝露は、地上での皮膚の老化プロセスを模倣することが示されている。今回の実験の結果は、皮膚の健康への早期介入の領域をより適切に特定する可能性が問われている。これにより、PCAスキン、eltaMD、Filorgaなどのコルゲートグループのすべてのスキンケアブランドにおいて画期的なスキンケアイノベーションを活発化する。

ISSでの実験にあたり、コルゲートは宇宙ベースのライフサイエンス調査のエンジニアリングを専門とするBioServe Space Technologiesと提携。皮膚サンプルは、ISSに搭載された微小重力環境に設定された日数間さらされた後、地球に戻されるまで凍結される。サンプルが地球のラボに戻ったら、研究チームは、地上で実施されたマッチングコントロール実験で観察された結果と比較研究する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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