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タイのZ世代の美容製品の購買動向

タイのZ世代の消費者は伝統的な美のスタンダードに挑戦しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、ウェブ版のブログ(12月15日)で、タイのZ世代に関する最新の調査をリリースした。これによると、Z世代はデジタルライフスタイルをより早く採用し、これまではタブーとされていた美の追及 (例: 包括性、ジェンダーレスの美しさなど)に対して関心を示しているという。

タイのZ 世代は、個人の価値観や倫理観に沿ったブランドを高く評価しているという調査結果も出た。 調査対象となったZ世代の7割は、製品の使用経験を共有するのが楽しいと回答した。一方、特定の美容キャンペーンが気に入らない場合に、声を上げることがあると過半数(61%)が回答。 さらに 65% は、社会的表現など、価値観に合わない美容ブランドに対してはサポートをやめると回答した。

美容製品の購入に関する調査では、Z世代のトップ インフルエンサーとなっているのは、ビューティー プロフェッショナル (46%)だった。次いで、オンライン インフルエンサー (39%)、オンライン ビューティー コミュニティ (36%) から影響を受けている。このグループは地元の著名人が推奨する美容製品に対しては賛同しておらず、17%は完全に否定的な意見を示した。独自の個性を表現することで「クール」であり続けたいと考えていることが示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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