概要
ヨーロッパに由来する炭酸ガスの作用を利用した美顔法。
そもそもヨーロッパには天然の炭酸泉（温泉）が数多く存在しておりそれは古くから民間療法に取り入れられてきた。皮膚疾患や老化防止などに役立つといわれており、壊死（えし）や床ずれ治療の一環として使われていることでも知られている。炭酸が皮膚に経皮吸収することで、大量の酸素が消費されて二酸化炭素が発生したものと体が勘違いし、二酸化炭素を吸収。替わりに血中のヘモグロビンが抱えていた大量の酸素を皮膚細胞に送り込み、新陳代謝を活発にし皮膚の再生効率を高めるというメカニズム。
これをアンチエイジング美容として改良されたものが炭酸ガスパックである。
美容へのアプローチ
先述のように再生効率を高めるメカニズムが用いられていることから、炭酸ガスパックは肌のターンオーバーサイクルと整える効果が期待できるといえる。また、肌の奥深くまで経皮吸収するため内部へのアプローチが可能。肌が栄養を吸収しやすい状態にできるため、強くしなやかな肌づくりに貢献する。
炭酸ガスパックには顆粒を混ぜて顔の上で発泡させるジェルタイプ、シートに炭酸ガスが充填してあるシートタイプ、ムースを顔にのばして使用するタイプなどさまざまな種類がある。血行が促進され、ほんのり赤みが出たりもするが、炭酸ガスの作用なので基本的に問題はなく、どんな肌質にも対応。かすかなシュワシュワという音とともに淡い刺激が肌を包む。
