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【12】 9月にくし型育毛促進器を市場投入~エーブル エカ(上)

エーブル エカ株式会社(東京都新宿区、社長安川元力氏)は、1985年に法人を設立し、ぬいぐるみの事業を興して以降、布製知育玩具(トイ)、理美容機器・器具に事業領域を広げた。現在、中国香港と上海に100%出資の2現地法人「香港有能也可貿易」、「上海有能也可貿易」を設立し、理美容機器・器具などの輸出入貿易を行なっている。

こうした事業展開の中で、一段と力を入れて取り組んでいるのが毛髪用はさみ、ヘアアイロン、頭髪マッサージ、自動バリカンなどの理美容機器・器具事業。いずれも自社で開発したオリジナルブランド。

ここへきて毛髪育毛促進器「プロスパー」(写真左)に続いてパーマアイロン「イージーカール」(同右)を商品化し、今年9月に市場投入する。

エーブルエカ

くし型育毛促進器「プロスパー」は、毛髪剤を注入(約10㍉㍑)し、スイッチを押すと振動によってくしの穴から育毛剤が毛髪に沁み出て頭皮をケアする。昨年10月に市場で販売を始めている。

「プロスパー」に続いて今年9月から本格販売する「イージーカール」は、3本のヘッドでストレートの髪形をウエーブやカールに仕上げるヘアアイロン。サイズは、25㍉、32ミリの2サイズがあり温度表示、温度調整機能付き。スイッチオンで180度Cまで温度が上がり10度C刻みで温度調整ができる。美容サロンで行なうウエーブやカールが家庭で、手軽にできるのがミソ。

この理美容器具の国内販売は、現在、ネットチ通販と問屋卸しを中心に展開。「問屋経由の販売は、問屋からディーラーを介して大手の量販店や薬局などで販売されておりチャンネルが広がってきた」(安川社長)という。

価格が安く品質が劣る理美容器具を右から左に横流しして販売する動きが見え隠れする中で、自社でオリジナルの理美容器具を開発し、販売する事業展開は“小粒ながらピリッと辛い味〟を持つ。

「詳細は明らかにできないが現在、コードレスのドライヤー開発も視野に入れている」(安川社長)として新製品開発に賭ける意欲は強い。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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加藤勇

顧問記者/ジャーナリスト

元日刊工業新聞編集局部長。欧州、米国特派員を含め記者歴通算45年。ベンチャー、中小・金融政策専門経済ジャーナリスト。「レバレッジ金融至上主義の崩壊」など著述多数。本誌では主に、経済部門、企業取材を担当。

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