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米アクタビス社、米アラガン約705億ドルで買収完了

後発医薬品(ジェネリック)メーカーの米アクタビス社(ニュージャージー州)は、米製薬会社のアラガン社(カリフォルニア州)を現金および株式取引により総額およそ705億ドルで買収を完了したことを3月17日、発表した。これにより、新しいグローバル製薬会社の2015年のプロフォーマ売上高は230億を上回る予想で、世界トップ10の製薬企業の誕生となる。

アクタビス社とアラガン社のジェネリック事業のポートフォリオには1,000以上のジェネリック医薬品、ブランドジェネリック医薬品、一般用医薬品(OTC)があり、合併後の規模はアメリカで第3位のジェネリックメーカーになるという。両社の医薬品ブランドとして美容および皮膚科、 中枢神経科、眼科、婦人科および泌尿器科、嚢胞性線維症、心血管および感染症など6つの専門分野での研究開発が一層強化されるとみられる。

米アラガン社獲得を巡ってカナダのバリアント・パーマシューティカルズ・インターナショナルは、昨年、敵対的買収案を提示したが、米アクタビス社が破格的な金額を提示して2014年11月、買収案の合意に至っていた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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