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アメリカでは4月の口腔癌月間に無料検診と講習会を実施

アメリカでは4月は口腔癌月間にあたり、米国歯科医師会、一般歯科アカデミー、アメリカ口腔病理学アカデミーなどが加盟する Oral Cancer Foundation(口腔癌基金)は、口腔癌に対する意識を高めるキャンペーンを4月2日より開始した。経口および口腔咽頭癌(口と上喉の癌)は初期段階で発見されると患者の生存率を大幅に向上させることができるので、口腔癌月間にあわせて専門家による講習会と無料のスクリーニングを4月30日まで全米およびカナダの協賛する歯科機関で実施する。講習会や無料スクリーニングの詳細については公式サイトで紹介。

これまでの研究では、口腔癌を発症するリスクが高いグループとして、年齢50歳以上で飲酒量の多い人や喫煙者だったが、最近では、若い、禁煙の人々の発生率が増加している傾向にある。これは、性病ヒトパピローマウイルス16(HPV)に関連しているのではないかと研究が進められている。

口腔癌は発見が遅くなると死亡率が特に高くなるので、以下のような症状が2~3週間経っても消えない場合は、早期の専門医への検診を勧めるとしている。

・ 口内の消えない痛みや炎症
・ 口内および唇の赤や白のできもの、圧痛、しびれなどの症状
・ 口内のしこり、肥厚組織、ラフスポットなどの症状
・ 飲み込み、舌やあごの動き、話すことに困難を感じる
・ 口を閉じたときに歯の噛み合わせに変化がある

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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