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資生堂、表皮幹細胞が肌のうるおいを左右することを発見

main株式会社資生堂(東京都品川区)はこのほど、肌内部の表皮幹細胞の減少を抑えると表皮のヒアルロン酸量が増加するという「表皮幹細胞とヒアルロン酸の関係」を、世界で初めて発見したと発表した。

ヒアルロン酸は、皮膚内に存在する代表的なうるおい成分で、ハリ・弾力の土台となるコラーゲンを良好な状態に保つ。

同社は、表皮細胞を生み出し、肌の新陳代謝の源となる「表皮幹細胞」に着目し、表皮幹細胞が加齢により減少することを実証した。

さらに、表皮幹細胞とヒアルロン酸に関する研究を進めた結果、「表皮幹細胞はヒアルロン酸を生み出す能力が高い(図1)」「表皮幹細胞はヒアルロン酸を表皮に留めさせる能力が高い(図2)」「通常は紫外線や加齢などにより基底膜が分解されていくが、基底膜の分解を抑えると表皮幹細胞の減少を抑制できる」「基底膜の分解を抑えると、表皮のヒアルロン酸量が増加する」ことを発見した。

今後は、昨年発見したボリューム型コラーゲンを生み出す「真皮幹細胞への対応」と、今回のヒアルロン酸を生み出す「表皮幹細胞への対応」を合わせた「W幹細胞対応」技術を確立し、今秋発売予定のスキンケア化粧品に応用すべく、開発を進めていく。

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