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独バイヤスドルフ、プラスチック削減への取組強化

ドイツのバイヤスドルフは、9日、環境保全への取組としてプラスチック利用改革の方針を明らかにした。一環として、ニベアブランドにプラスチックが50%少ない革新的なデザインボトルを採用すると発表した。新ボトルは歯磨き粉のチューブによく似た形状に独特の底部を備えるデザインになる。ボトルとキャップには、標準のボディローションパックに必要なプラスチックの半分を使用するように改善された。

容器は非常に薄く、歯磨き粉のチューブのように簡単に絞ってしっかりと巻き上げることができる。ローションが最後の一滴まで簡単に使用できるという利点を消費者にもたらす。ボトルは使用後に完全にリサイクル可能となる。

同社は、環境への影響を最小限に抑えるために、4つのアプローチ「4R:Reduce, Reuse, Recycle, and Replace」を採用すると発表。プラスチックパッケージを「削減、再利用、リサイクル、交換」する革新的な方法を模索するという枠組みを設定した。同社の皮膚科医推奨スキンケアブランド「ユーセリン」、高級スキンケアブランド「ラ・プレリー」もポートフォリオに含まれており、再利用および軽量プラスチック容器への代替が促進される見通しだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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