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ポーランドでも成人の40%が太りすぎまたは肥満

ポーランドで労働年齢(19~64歳)の人々のBMIを調査した結果が11月5日、「International Journal of Environmental Research and Public Health」オンラインに掲載された。先進国以外でも肥満は最も一般的な代謝性疾患であり、多くの健康上の問題を引き起こし、早期死亡につながる社会的な問題となっている。特に、労働における能力は健康状態や精神運動能力に直接依存するため、労働年齢の人々の間での肥満は重要な課題である。

今回、ポーランドで労働年齢の居住者におけるBMIと人口統計学的および社会経済的変数との関係を検討する調査が実施された。調査には、ポーランド第4の都市・ヴロツワフの18~64歳の4315人の回答者(女性2206人と男性2109人)が参加した。社会経済的地位の特定には研究者独自の横断的診断質問票を用いた。収集されたデータに基づいて、回答者の体重はWHOの基準に従って分類した。

その結果、回答者の大多数(60%)は正常体重、40%は太りすぎまたは肥満に分類され、この差は統計的に有意だった。性別、年齢、職業、婚姻、世帯内の人数、安定した収入源、可処分(純)収入、および貯蓄は、回答者のボディマス指数と有意に相関していた。健康的なライフスタイル行動を促進することを目的とした公衆衛生プログラムは、主に太りすぎや肥満のリスクが最も高いグループに対処する必要があると研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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