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睡眠時間が短いほどメタボになりやすい

睡眠時間とメタボリック症候群との関係を検討した論文が7月13日、「Annals of the American Thoracic Society」オンライン版に掲載された。

メタボリック症候群になりやすいのは睡眠時間が長い人か、短い人か。さまざまな研究が発表されているが、睡眠時間とメタボリスクの関係は、実ははっきりしていなかった。今回、アメリカで行われた研究では、睡眠とメタボに関する論文18本(参加者数7万5657人)の分析で、この関係を検討した。参照グループとして、毎日7-8時間の睡眠を取っている人を1とした場合、睡眠時間が7時間未満の人のメタボリック症候群のオッズは1.23。これを細かく見てみると、5時間未満は1.51、5-6時間は1.28、6-7時間は1.16だった。睡眠時間7時間以上では1.13だった。

研究者らは、7時間未満の睡眠時間が短い人では、短いほどメタボ率が高いという関係が認められたとした。しかし、7時間以上の睡眠時間が長い人では、長いほどメタボ率が高いまたは低いという関係は見られなかったとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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