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米2016年食品市場のトレンド・トップ10予測

アメリカで食品ニュース、トレンド、レシピを紹介するオンラインサイト The Food Channel® (foodchannel.com)は、 CultureWaves®とInternational Food Futurists®と共同で行なった消費者調査と市場動向調査に基づき、2016年に予測される食品市場のトレンドのトップ10を12月15日、発表した。オーガニック/自然食材嗜好(クリーンラベル)や持続可能性の追求は業界でも予測されているが、チップ廃止の動きや最近の風味の傾向などの分析も加わって予測を立てている。 Foodchannelのトップ10のハイライトは以下の通り。

1. クリーンラベル:消費者の添加物への懸念が高まる中、生産者や食品メーカーは、防腐剤、人工の味、抗生物質、その他のアレルゲンの可能性がある物質を削除する方向へ進む。

2.チップ廃止の動き:ニューヨークを中心に展開する高級レストラングループUnion Square Hospitality Groupはチップを価格に含める計画を発表した。全米でレストランのチェーン展開しているジョーズ・クラブ・シャックは試験的に“チップお断り”のポリシーを開始。

3.ピリっとしたフレーバー:甘い、辛いの風味だけでなく、パンチの効いた強いフレーバーの普及が予測される。

4. 新しいビーガン:ビーガンのファーストフードレストランへの新しい展開などが期待される。

5.スーパーフード:誰もが“次ぎ”のスーパーフードは何かを探っており、スーパーフードの普及速度が加速している。

6.食品企業のマージング:食品業界での技術革新の追求および市場拡大には企業合併の動きも出てくるのでは?などと予測。

7. カルチュア・ダイエット:独自の文化を追求するうちに、遺伝や自己の体に良いと思える食生活を認識する。

8.デザートのデカダンス:レストラン業界のデザート開発の競争が一層激しくなり、オーバーヒートするような勢い。

9.コーヒーフレーバーの波及:コーヒー風味がさまざまな食品で展開される。噛めるコーヒー・キューブ、コーヒーフレーバーのビールなど新商品が続く。

10.フードエンターテイメント:テレビ、映画業界でフードチャネルがメインストリームに復活する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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