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米オンデマンド・マッサージ派遣会社Zeel、事業拡大

Zeel Logoアメリカでマッサージセラピストの派遣を手掛けている Zeel社(ニューヨーク州)は、バレンタインデーの週末に向けて、フィラデルフィアとラスベガスでの事業を開始すると2月8日、発表した。ニューヨーク州のマンハッタンでビジネスをスタートさせロサンゼルス、サンフランシスコと西海岸への展開から、19番目の都市ラスベガスへとビジネスを拡大する。

同社は、5つ星ホテルの高級スパで味わえるような品質のマッサージを予約から1時間ほどの間に自宅やホテルなど顧客の要望に合わせてセラピストを派遣する、というコンセプトを打ち出して顧客層を増やしていった。既に5,000人ほどの有資格のセラピストのネットワークを構築しているという。Screen Shot 2016-02-09 at 8.46.37

都市によって異なるサービス価格を設定しており、顧客は事前にオンラインサイトで情報を確認することができる。

リピーター確保の戦略として、同社は会員サービス“Zeelot”を新設した。月に一度、マッサージサービスをディスカウント価格で受けられるシステムで、マッサージテーブルの無料支給やそのほかの特典がついてくる。アメリカでは、マッサージはスパ・サロンに行く時代から、モバイルアプリで自宅に呼ぶ時代になってきているようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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