世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ベトナムの化粧品市場、インバウンド消費拡大の余地あり

インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ株式会社(東京都渋谷区)は、日本とベトナムのモニターを対象に「スキンケア・メイクに関する実態調査」を実施した結果、インバウンド消費の拡大の余地があることがわかった(調査対象20代、30代女性、日本1,007名/ベトナム1,040名、調査期間2015年11月18日~2015年11月30日)。

20160325_r1

まず、日本とベトナムの女性に、スキンケア・メイクについての好意度を尋ねたところ(右図)、日本では、スキンケアに対して好意的に捉える人が、「とても好き」(17.3%)、「好き」(31.0%)の合計48.3%にとどまることがわかった。

一方、ベトナムでは、「とても好き」(58.2%)、「好き」(39.1%)の合計が97.3%にのぼり、ほとんどの女性が好意的に感じている。

20160325_r2

メイクについても日本では「とても好き」(15.0%)、「好き」(29.0%)を合わせて44.0%にとどまり、ベトナムでは「とても好き」(20.0%)、「好き」(61.1%)の合計が81.1%と、スキンケア・メイクともに、ベトナム女性は日本よりもはるかに高い好意を持っていることが分かった(右図)。

また、参考にしているメイクの国についても調査を行った(下図)。

20160325_r9

日本女性は「日本」(89.3%)で、ベトナム女性は「韓国」(73.1%)となり、ベトナムの女性は自国を参考にする人が0.7%とほとんどいないことが分かった。

総論として、ベトナムの女性は日本と比べてスキンケア・メイクに好意的な思いを持っている人が多いものの、現状では、特別な場面でする”おしゃれ”として位置づけられている様子があり、今後さらに経済成長により”美容にお金をかける女性”が増えていくと考えられる。

現状では韓国の影響が大きいが、日本女性の多くに好まれているナチュラルなメイクに対する嗜好を持つ女性もいることから、メイクが習慣化することで日本のメイクや商品へのニーズも高まることが期待でき、化粧品市場におけるインバウンド消費の拡大が図れる可能性を秘めていそうだ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP