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セルフィーで老化に気づかされるアメリカ人の悩みは眉間のしわ?

皮膚科学専門のグローバル医薬品会社ガルデルマは、アメリカ人の成人(30〜50歳)の7割以上は眉間のしわを気にしているという調査結果を4月12日、発表した。 自分撮り(セルフィー)などで自分の顔の老化に気づかされるという。眉間のしわはストレスを感じさせる(39%)、年齢を感じさせる(36%)、怒っているように見える(24%)というような印象を与えるとの回答がでており、7割以上のアメリカ人の男性、女性は眉間のしわの治療法に興味をもっているらしい。

Galderma Break The Ice Infographicガルデルマは米ウェイクフィールド研究社に委託して、2016年2月12日から19日の間、アメリカ人女性(30〜50歳)1,001人とアメリカ人男性(30〜50歳)1,000人を対象にオンラインで意識調査を実施した。

調査では、デジタル技術がアメリカ人の顔の老化への認識に変化をもたらせたと分析している。回答者の70%以上はデジタル技術を活用しており、撮影された自分の顔は「自分が思う年齢よりも老けて見える」と実感すると報告されている。これらの現象を“デジタルモーニングコール”と称しており、セルフィー(43%)、ソーシャルメディアでのタグ(33%)、ソーシャルメディアへのポスト(33%)などで眉間の変貌を無視できないと回答している。

最初に眉間のしわが気になった平均年齢は34歳。気になり始めると同世代の家族、友人の変化にも気づいたという。男女合わせて74%の回答者は、自然にみえるしわ解消であるなら注入治療に関心をもっている、と回答した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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