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アメリカで美容整形の利用者が低年齢化

米フェイシャル形成外科アカデミー( AAFPRS:The American Academy of Facial Plastic and Reconstructive Surgery)は 、アメリカにおける美容整形手術はもはや高齢者のためだけでなく、最近は低年齢化の傾向にあるという調査結果をこのほど発表した。

Screen Shot 2016-04-25 at 10.35.38AAFPRSに加盟している医療機関の64%から、30歳以下の整形手術や注射剤施術を受ける患者が増加しているという報告があったという。この背景をソーシャルメディアからの影響と分析し、有名人との比較や願望を元に整形手術を受ける30代以下の年齢層が急増していると8割以上の形成外科医および機関が回答した。

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このような傾向から昨年は、“セルフィー・サージェリー(自分撮りのための手術)”などと指摘する声も上がっているが、2016年以降もこの傾向は一層加熱すると予測されている。同アカデミーでは、ミレニアル世代の間での整形手術のトレンドを以下の通り発表している。

《米国での美容整形のトレンド》
・わし鼻や尖った鼻先から自然な鼻への整形
・過度にならない程度でふっくらした甘美な唇の形成
・若々しい目元の形成
・社会的(労働現場)に魅力を維持するための総括的な美容整形
・シャープな頬骨と顔のボリュームの修正施術

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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