概要
野菜・果実など自然の食材を生のまま、もしくは酵素が壊れない48度以下で調理したものを摂る食事法。人体にはもともと代謝酵素や消化酵素があるが、その量には限りがあり、ふだんの生活による代謝で減ってしまうため、食物酵素を持つ生の食物を摂取することが大切。それにより代謝酵素や消化酵素のむだな消費が抑えられ、代謝や消化がスムーズに行えるように。また生きたビタミン、ミネラルも体内に取り入れられる。代表的な食材としては生野菜や果物のほか、ナッツ、ドライフルーツ、スプラウト、海藻、味噌や納豆などの発酵食品などがある。
美容へのアプローチ
食物酵素を持つ生の野菜や果物を多く摂ると、人体で自己消化するため、消化酵素をあまり使わず、使える代謝酵素が増える。代謝酵素が活発に働くと、体内の毒素をどんどん排出することができ、ダイエットや美肌、便通の改善につながる。また血液の循環が良くなることで、冷えが改善し、疲れや肩こり、頭痛を軽減、吹き出物やむくみも改善するなど、全体的な健康レベルを高めていくことが期待できる。欧米の臨床研究では、体脂肪や中性脂肪値、悪玉コレステロールの減少、血液中の抗酸化ビタミンの増加、免疫力向上などが報告されている。