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アメリカではルームフレグランスは重要アイテム

アメリカではホーム/ルームフレグランスの人気は急騰しているが、特にウインターホリデーシーズンに向けてギフト用に、自宅用に芳香剤関連製品の売上が伸びている。グローバル情報会社NPDグループは、11月14日、このような調査結果を発表した。

同社の新センチメント・スタディによるとアメリカ人の5割の家庭は芳香剤を利用するのは心地よい雰囲気を作り出すためとしている。フレグランスを常用している女性の84%は来客がある機会に合わせて、ルームフレグランスを新たに付け加えると回答。“家の香り”は、お気に入りの香りを常用する傾向が強いようで、「甘い/フルーティ」、「トロピカル」、「フード/ベイキング」、「ウオーム/ウッド」、「クリーン/ライト」などが人気に上がっている。ホームフレグランスの利用者のおおよそ3分の1は、部屋の香りを季節ごとに変えると回答している。

2015年のNPDリテール・トラッキングデータ(小売販売データ)によると10月~12月の3ヶ月でプレステージルームフレグランスの販売ユニット数は上半期と比較して倍増して約85万ユニットを記録した。最も人気が高かった製品は、ジョーマローンの「ライムバジル&マンダリンセントサラウンドディフューザー」とネストの「ビーチウッド・パインキャンドル」だったという。今年もクリスマス商戦に向けて新しい香りのキャンペーンが店頭で激しくなってきた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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