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2017年、アメリカのオーガニック食品、飲料の市場調査

グローバルマーケットリサーチ会社Research and Markets(アイルランド、ダブリン市)は、 「Natural and Organic Foods and Beverages in the U.S., 5th Edition (第5版米国の自然およびオーガニック食品と飲料) 」の市場レポートをこのほど、発表した。

これによると、ホールフーズ・マーケットが自然食品のスーパーマーケットチェーンとしては小売レベルで首位を維持しているが、 2位のトレーダー・ジョーズによって激しく挑戦されており、さらに米最大手のスーパーマーケットクローガー社もオーガニック製品の販売を強化して追従してきているという。レポートの詳細は公式サイトより有料で入手可能となる。

エクゼクティブサマリーでは、2016年のナチュラル/オーガニック食品や飲料の売上高は694億ドルに達するだろうと予測している。このうち、第3位のクローガー社はナチュラル/オーガニック食品や飲料を110億売り上げたと見積もられている。クローガー社は、「クローガー」の名前のスーパーチェーンのほか、傘下のRalph’s(ラルフ)、Harris Teeter(ハリスシーソー)を合わせて全米でおおよそ2,800店舗のスーパーマーケットを運営している。

アメリカの消費者のトレンドとして、オーガニック製品を嗜好する傾向が一段と強くなっていることを指摘。また、オーガニックのフルーツや野菜の品揃えの善し悪しがグロッサリーショッピングをどこでするか大きく左右するとの消費者調査を紹介している。レポートでは、その他の小売チェーンとして、アルバートソンズ、アマゾン、コストコ、ダノンSA、ファーマーズマーケット、フレッシュタイムファーマーズマーケット、ゼネラルミルズ、スプラウトファーマーズマーケット、ウォルマートなどの分析も含む。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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