世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ダヴ、米国市場でベビーケアラインを立ち上げ

英蘭系日用品ユニリーバのブランドでスキンケアを展開するDove(ダヴ)は、ベビーケアライン「Baby Dove」を米国市場向けに立ち上げたと4月5日、発表した。米国で1957年に誕生したダヴは、今年で60周年を迎える。2010年秋にダブ初の男性向け洗顔シリーズ「Dove Men+Care」をリリースして以来のライン追加となり、赤ちゃんの肌に不可欠な水分や栄養分を補給する製品ラインを開発した。

「Baby Dove」ラインでは、リッチモイスチャー・バー(石けん)、リッチモイスチャー・ウォッシュ、リッチモイスチャー・ローション、リッチモイスチャー・ハンド&フェイスワイプ、リッチモイスチャー・シャンプーと5品目を取り揃えた。米大手のドラッグチェーンやスーパーマーケット、およびアマゾンなどのオンラインショッピングサイトで購入できる。小売価格は小売業者によって異なるが、石けんが2ドル50セント前後、その他の製品は5ドル〜10ドルの価格帯で販売。

同ブランドは、長年にわたり“美の定義”を広げるには、女性をサポートしてきた。今回のベビーラインの立ち上げにあたり、すべてのママとパパを応援するキャンペーンを始動させた。

同社が独自に調査した研究で、9割の新米ママは“完全なお母さんの理想に収まるように圧力を感じている”ことが示された。7割以上の母親は、自分のしていることが赤ちゃんにとって良いかどうか、疑問を抱えていることも判明した。ダヴは、さまざまな環境で子育てをする米国人親子のビデオをYouTubeでリリースすることで、 “完璧な親”という正論はなく、赤ちゃんと自分達自身のために最善だと思うことを実践するよう奨励していくという。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP