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ニキビ治療のグローバル市場は2025年までに70億ドルに

ニキビ治療のグローバル市場は2025年には73億ドルに達するという予測を、米リサーチ会社Persistence Market Research (PMR) は、5月31日、発表した。

「Acne Treatment Market: Global Industry Analysis and Forecast, 2017 – 2025」という有料レポートの中で、2016年のニキビ治療市場は49億ドルであるが、2017年から2025年の間、4.6%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測しており、2025年には73億ドルを超える市場規模に達する見込みと報告した。

PMRのデモグラフィック調査によるとニキビ発症年齢は、生活習慣の変化などの要因により14〜15歳から11〜12歳へと低年齢化している。13歳以下のおおよそ20%が中度から重度のニキビの問題に苦しんでいるという。

有望市場として北米市場とアジア太平洋地域の高い需要がこのまま続くと示唆している。2025年の北米での同市場予測は32億ドルで、グローバル市場の43%を占めると予測。アジア太平洋地域での予測期間の年平均成長率(CAGR)は4.8%と高く、2025年には17億ドルの売上高に達すると予測。

2017年以降も炎症性ニキビへの有病率は非炎症性ニキビより高いと予想され、レチノイド療法は近年、効果的なニキビ治療法として需要が高まっており、予測期間中、市場の最大シェアを占めると予想されている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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