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世界のハラル食品市場は2024年までに2.55兆ドルに

世界のハラル食品市場は2024年までに2.55兆ドルになるという予測を米市場調査会社Hexa Research(カリフォルニア州)は、9月5日、発表した。

同社は有料レポート「Halal Food Market Size and Forecast, By Application (Processed Food & Beverages, Bakery Products and Confectionary), and Trend Analysis, 2014 – 2024」の中で、衛生的で健康的な食糧としてのハラル食品の位置づけの高まりは、イスラム教徒のみならず非イスラム教徒のコミュニティで予測期間にわたり需要を押し上げると予想している。

パキスタン、インド、バングラデシュ、インドネシア、シンガポール、フィリピンなどアジア太平洋諸国のムスリムの人口増加と消費者の認識の高まり目を向けている。

2016年は加工された食品・飲料部門が市場を独占したと報告されており、予測期間中も主導的地位を維持することが期待されている。ベーカリー製品部門と菓子部門が食飲料に続いた。予測期間中、ベーカリー製品部門は、クッキー、ドーナツ、ペイストリー、プレッツェル、ビスケット、ケーキなどの食品やパッケージングされたベーカリー製品に対する需要の増加に伴い、9.6%の年平均成長率(CAGR)で成長すると見込まれている。

市場の主要ベンダーとして、Al Islami Foods、QL Foods、Saffron Road Food、Dagang Halal、Janan Meat、Kawan Foods、Cargill、 Prima Agri-Products、Nestle、Cleone Foodsなどが調査対象企業となっている。ここ数年、 KFCやマクドナルドなどのファーストフードチェーンもハラル認定商品の提供を開始し、顧客基盤の拡大に本格的に乗り出したとしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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