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スキンケアに対する米消費者レポート2017年

アメリカの女性消費者のスキンケアに対する意識調査をグローバル情報会社NPDグループは公式サイトのインフォグラフィックスの中で「Attitudes Towards Skincare Today 」と題して9月13日、公表した。これによると、最近のアメリカの女性消費者はスキンケアの成分により関心が高くなっており、オーガニック製品を優先的に購買リストに入れるような傾向がみられた。

同社は2015年と2017年の意識調査の結果を比較分析した。過去2年間でアメリカ人女性の消費者は、自然/オーガニックな成分から製造されている製品を5%より求めるようになっている。皮膚に有害と言われている成分に対する認識も高くなっており、パラベン、硫酸塩、フタル酸エステル類、そしてグルテンを含んでいないスキンケアを7%より求めるようになったという(過去2年間のデータ分析より)。アジア圏で爆発的な人気があるフェイスマスクも浸透しているようで、2015年〜2017年の間で、フェイスマスクの利用率は8%アップした。

スキンケアの販売チャネルの利用についての調査では、オンラインショップの利用率は調査対象年間で7%アップしており、化粧品専門小売店の利用率は同年間で6%アップとなったと報告されている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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