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男性グルーミングの世界市場、2026年には615億ドルに成長予測

男性用グルーミング製品の世界市場は堅調に成長しており、今後10年間は年平均成長率(CAGR)2.6%で市場は拡大するという予測を市場調査会社Reportlinker社はこのほど、発表した。 同社の有料レポート「Global male Grooming Product Market Forecast 2017-2026」のハイライトとして、2016年の男性用グルーミング製品の売上は4億7582万ドルで、2017年〜2026年の間に2.61%のCAGRを見込んでいると報告した。この結果、2026年には市場価値が615億6700万ドルまで拡大する可能性が高いと見通している。

男性グルーミングは、製品セグメントとして電気製品(電気シェーバー、トリマーなど)、アフターシェーブローション(バーム、モイスチャライザー、ジェル)、シェービングローションおよびクリーム(シェービングおよびアフターシェーブ)、洗面用品(デオドラント、バス・シャワー製品、ヘアケア、スキンケアなど)に分類される。

地域ごとに洞察すると、北米、ヨーロッパを抜いてアジア太平洋地域で予測期間中に最も高いCAGR成長率を予測している。生産拠点としては、低い原材料と安価な労働力を有効活用できる中国市場が主要な拠点となっていると指摘。市場シェアでは、欧州市場を有望視しており、イギリス、イタリア、フランス、スペインなどの国々での需要の伸びが奏功して世界市場で支配的なシェアを握ると予想している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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