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2018年のトレンドカラーは「ウルトラバイオレット」ー米パントン社

米パントン社(ニュージャージー州)は、12月7日、「カラー・オブ・ザ・イヤー2018」として創意と想像力のある Ultra Violet(ウルトラバイオレット)を発表した。青をベースにした紫色で、意識と可能性を向上させる色が2018年のトレンドカラーとして選ばれた。

新技術の探求、宇宙への探求、芸術的表現の追求が進む現代社会で、“ウルトラバイオレットは未来への道を切り開いていく”などとパントン社のエグゼクティブ・ディレクターのリアトリス・アイズマン氏はプレスリリースの中で述べている。

謎めいた紫色は、長い間、反逆の文化、妥協しないこと、芸術的な輝きを象徴してきたという。音楽界では、プリンス、デヴィッド・ボウイ、ジミ・ヘンドリックスが、自身の個人的な表現として、ウルトラバイオレットをポップカルチャーの最前線にその色合いをもたらせた。同社が2018年に向けて提唱するウルトラバイオレット( PANTONE 18-3838) は実験性や非適合性を象徴しており、クリエイティブなアウトレットを通して境界を押し広げていく、としている。

パントン社が2000年から開始した「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、毎年12月に来年の色として発表され、工業デザイン、アパレルファッション、美容、食品など、世界のあらゆる業界に色の方向性やアプリケーションを提案するもの。

美容業界でのアプリケーションとして、印象的に単色で取り入れることも可能だが、ウルトラバイオレットは表現力をより豊かにさせるので、 他の色と組み合わせしたりブレンドすることも可能だと提案する。例えば、唇や爪のマットなパープルは非適合性を大胆に表現し、メタリックやシマーにブレンドされたウルトラバイオレットのアイシャドーは目元に柔らかさを与える。ヘアカラーへの紫色は創造的な表現の象徴として追加される。すべての美容アイテムのパレットの中でウルトラバイオレットは、 他のすべての色を補完して包み込み、さらに複雑さと謎を追加するようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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