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ユーグレナ、2018年9月期2Qは9憶9200万円の赤字に

ミドリムシ(学名・ユーグレナ)を中心とした微細藻類の研究開発などを手掛ける株式会社ユーグレナ(東京都港区)はこのほど、2018年9月期第2四半期の売上高が前年同期比8.3%増の71億7900万円、当期損失が9億9200万円と前年同期の3億100万円の黒字から赤字に転落したと発表した。

セグメント別の業績を見ると、ヘルスケア事業の売上高は前年同期比8.3%増の71億7168万3000円。直販カテゴリーにおいては、自社のスキンケア化粧品ブランド『one』を中心に積極的な広告宣伝活動を実施したが、定期購入顧客のリピート期間、回数が想定を下回る結果となった。直販化粧品の定期購入者数は10万人を超えており、全体の定期購入者数も27万人を超えた。

M&Aに関しては、遺伝子検査サービスのノウハウおよびシステムなどのバイオインフォマティクス技術を有する株式会社ジーンクエストを完全子会社化し、同社が手がける生命化学データプラットフォームと連携してパーソナルヘルスケアのソリューション提供を行う新サービス「ユーグレナマイヘルス」をスタートした。また、女性を中心とした顧客基盤とブランド力を有する株式会社フックを連結子会社とした。

さらに、研究開発に関しては、ユーグレナの食品としての機能の解明を進めており、ユーグレナの特有の成分であるパラミロンを継続摂取することにより、免疫細胞の分化を抑制する作用が発生し関節リウマチ症状の緩和効果を示唆する研究成果や、ユーグレナ粉末の熱水抽出物をヒト脂肪組織由来幹細胞に添加することで脂肪滴の蓄積を抑制する効果を確認するという研究成果を上げている。

2018年9月期通期の売上高は前期比8.0%増の150億円、当期損失は16億5000万円の赤字となる見通し。

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