カナダのスキンケア市場ではハンドケアの伸びを予測

最新商品

2013.07.25

編集部

世界8カ国に拠点を持ち、40年以上の実績を持つ情報・市場調査・コンサルティング企業のキャナディーンによる「2017年までカナダのスキンケア市場の見通し」についてのレポートが出版された。この報告によると、スキンケア部門では依然としてフェイシャルケアがトップシェアを維持しているが、2017年までに最も成長を示すのはハンドケアだとしている。

カナダのスキンケア部門は、2012-17年で2.9%の年複利成長率(CAGR)と推計されている。その内訳では、消費者はより高級品、より付加価値のある製品を購入するとされている。スキンケア部門のCAGRにハンドケアの占める割合は、2017年にはバリューベース4.4%、ボリュームベース2.4%と、セクターの中で最速の成長が予測された。

世界各国の動向はフェイシャルケア、アンチエイジングの成長を示しているが、カナダでは同様にハンドケアも成長のカギとなるようだ。

低迷を続ける米国の経済動向から大きな影響を受けていたカナダ経済だが、2012年の成長率は1.8%と、潜在成長率の2%に近い拡大を確保している。実質GDP成長率は、2012年4-6月期の前期比年率1.9%、7-9月期0.7%、10-12月期0.6%と、年後半に向かって低下の傾向にあった。その一方、2012年の国内最終需要は前期比年率0.9%、GDP成長率が0.6%を示した10-12月期には2.6%で、年後半に向かって安定的な伸びを続けているようだ。先進国の中では比較的順調な経済復調を見せているカナダ経済は、2013年度後半から成長ペースの加速が期待されている。

#

↑