池田糖化工業、「甘草根エキスパウダー」を食品開発展に出展

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2018.09.12

編集部

カラメルや調味料などの製造・販売を手掛ける池田糖化工業株式会社(広島県福山市)は、甘味料用途以外に食品素材として使用できる「甘草根エキスパウダー」を、東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2018」(10月3日~5日開催)に出展する。

甘草根エキスパウダーは、「食品用途として甘味料ではない商品が欲しい」とのお客の声を基に開発した食品素材。

独自の技術により、甘味成分を含まないような製法を採用した。甘草特有の甘味はほとんどなく、漢方薬のような独特の風味を持っている。また、甘味成分でもあり抗炎症作用を持つグリチルリチンの含量は低いものの、近年注目を集めている成分、フラボノイド系のリクイリチンやリクイリチゲニンなどを含んでいる。

グリチルリチン量は低いものの、その他成分を含むため、和漢食品や健康食品用の素材としての使用が可能となっている。

甘草は、漢方薬として中国で利用されてきただけでなく、西洋でも昔から薬効が認められ、広く使われてきた。ツタンカーメンの墓から副葬品として大量に出土したり、アレキサンダーは遠征時に兵士に携行させたり、またナポレオンも愛用していたと言われている。

参考リンク
池田糖化工業株式会社

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