経産省、再生医療促進事業8社を公募・選定

最新商品

2013.08.14

編集部

経産省は、再生医療等産業化促進事業の委託先企業に日本網膜研究所やセルシードなど8社を公募・選定した。同促進事業は、個々の再生医療製品の安全性、有効性などの評価項目や基準値を明確にし、合理的な評価手法を開発することによって再生医療製品の実用化基盤を整備するもの。今年度10億円の予算を計上して同事業に取り組む。

経産省は、今年6月時点で治験中の再生医療製品や25年度中に治験を開始する再生医療製品、製造販売承認がなされ、製造販売後調査(使用成績調査、特定使用成績調査及び製造販売後臨床試験)を行う再生医療製品について取り組んでいる大学や企業を対象に公募を行い、大阪大学、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、セルシード、先端医療振興財団 、タカラバイオ、ニプロ、日本ケミカルリサーチの8社を委託先に選定した。

公募・選定で委託先に決定した8社の内、セルシードは「世界標準化に向けた角膜再生上皮シート再生医療製品の有効性評価手法」の検証 、細胞シート再生医療製品の製造コストの削減及び品質担保のための品質評価方法の検証に取り組む。また、日本ケミカルリサーチは、2003年から開発に取り組んでいる間葉系幹細胞(MSC)について合併症のひとつである移植片対宿主病(GVHD)を適応症として開発を進めている。同社は、製造販売承認申請を予定よりも早めて2013年度中に行い、早期の承認取得を目指す。

#

↑