常盤薬品が頭皮ケアに関する調査、7割が悩み抱えるも未対策6割

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2013.09.10

編集部

常盤薬品工業は、生活者の頭皮に関する意識と頭皮ケアの実態調査を8月8日~9日に実施した。全国20歳~69歳の男女2,000名にインターネットで調査したもので、様々なスカルプケア商品がブームとなっているが、生活者は実際にどの程度悩みを感じ、また対策を取っているのかを調べた。結果、頭皮に関して悩みを抱えている人は7割と高い割合である一方、頭皮に悩みや気になることがあっても何もケアや対策をしていない人が約6割も存在していることが明らかとなった。また、シャンプー選びについては、頭皮や髪の状態や悩みに合ったものより、「洗い上がりの手触り」「乾かした時の質感」「香り」を重視するなど、感覚的な印象を重視する人が多かった。

頭皮に関して悩みや気になることを抱えている人は、71.4%と7割以上もの人が該当(図1)。最も多い60代男性と30代女性(同率76.0%)と、最も少ない20代男性(63.5%)の間では13ポイントしか違わず、性別年代の差はあまり大きくないことも分かった。悩みや気になることの内容は、「抜け毛が多い(多くなってきた) 29.4%」「髪が薄い(薄くなってきた) 25.5%」「かゆみがある 23.9%」「髪が細い(コシがない) 23.4%」「頭皮がべたつく 19.0%」「においが気になる (気になることがある) 16.5%)」「フケがでる(でやすい) 15.3%」となっている。

また、髪悩みに対して行っている対策をみると、「シャンプーを替えた」「頭皮ケア商品を使ってみた」「コンディショナーを替えた」と上位3つが共通しており、「シャンプーを替える」という行動が一番身近なようだ。しかし、「頭皮がべたつく」「フケがでる(でやすい)」などの悩み別にシャンプー選びの選択基準を尋ねたところ、頭皮の悩みに対応した商品や配合されている成分を重視してシャンプーを選んでいるわけではないという結果がでた。重視しているのは「洗い上がりの手触り」「乾かした時の質感」「香り」という結果がでている(=図4)。同社は「シャンプーが合っていないことが、逆に頭皮のトラブルや悩みの原因になっているのでは」と調査結果から推察している。

常盤薬品の頭皮ケア調査

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