シーボン、アドレナリンの皮膚への影響と独自機能性成分の効果を発表

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2020.07.28

編集部

株式会社シーボン(東京都港区)は、化粧品原料メーカーの株式会社テクノーブル(大阪府大阪市)と共同研究を行い、「アドレナリンの皮膚への影響と独自機能性成分の効果」について第119回日本皮膚科学会総会(2020年6月4~7日にWEB開催)で発表した。

心理的ストレス等により分泌されることが知られているアドレナリンを培養した正常ヒト表皮角化細胞に添加したところ、かゆみ伝達に関与するNGF遺伝子の発現量が増加。
また、表皮角化細胞にNGFを添加した際、天然保湿因子(NMF)の素となるフィラグリン遺伝子の発現量が低下、さらに、ドレナリンと同時に、NGF阻害剤を表皮角化細胞に添加して培養した場合では、フィラグリン遺伝子の発現量低下が抑制されたことから(右図参照)、アドレナリンがNGFを介することで、フィラグリン遺伝子の発現量を低下させる可能性が示唆された。

同時に、カラーの花の花弁から採取した多くの微生物類から酵母を抽出。酵母を培養した エキス「HCY(カラーの花由来酵母培養液)」を表皮角化細胞に添加したところ、NGF遺伝子発現の増加を抑制し、FLG遺伝子発現量低下に対する抑制効果があることが確認された(下図参照)。

以上の結果から、心理的ストレスによって分泌されることが知られているアドレナリンは、肌の乾燥やバリア機能低下、かゆみ等を引き起こす可能性があり、 「HCY(カラーの花由来酵母培養液)」 がこれらの影響から肌を守る効果が期待できることが明らかになった。

 

参考リンク
株式会社シーボン
株式会社テクノーブル

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