米化学大手ハンツマン、ロックウッド社から二酸化チタン事業を買収

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2013.09.20

編集部

米化学大手ハンツマン・コーポレーション(テキサス州)は米大手ロックウッド・ホールディングス(ニュージャージ州)から二酸化チタン事業と機能性添加剤事業を買収することで正式に合資したと9月17日、発表した。合意した買収契約では、ハンツマン社は現金で11億ドルを支払い、2013年6月30日時点での未積立年金、2億250百万ドル(推定)の債務を引き受ける。

ロックウッドの酸化チタンと機能性添加剤事業は硫酸酸化チタン、合成酸化鉄などの有機顔料の製造·供給を含む。これらの製品のアプリケーションはコーティング、建設、コンクリート、プラスチック、紙、インク、食品、化粧品、医薬品などと幅広い。二酸化チタンはTiO2として知られており、染料のほか、歯のホワイトニングの成分としても使用される。

ハンツマン·コーポレーションは世界30カ国で化学物質の研究開発から製造販売を展開しているグローバル企業で、2012年の年間売上は110億ドル。今回の買収で、二酸化チタン事業の製造部門では世界第2位に浮上すると見込まれる。

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