イギリス市場でデオドラントの売上が低迷

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2021.03.24

国際部

イギリスのパーソナルケア市場でデオドラント/制汗剤 の売上が低迷しているようだ。 グローバル市場調査会社ミンテルが19日リリースした調査結果によると、すでに減少傾向にあったデオドラントの市場は新型コロナウイルス感染症の発生により、市場の下降軌道が悪化し、2020年の売上高は前年比7%減の3億6900万ポンドだった。2021年の同市場の売上高はさらに5%ほど減少すると予測されている。

ミンテルの調査では昨年の新型コロナウイルス感染症発生以来、10人に3人(28%)がデオドラント/制汗剤の使用頻度を減らしているという。都市封鎖とソーシャルディスタンスがデオドラントの使用量の減少を引き起こしていると分析。Z世代(23歳以下)とミレニアル世代(24〜39歳)の消費者の間で最も劇的に低下しており、Z世代の半分弱(45%)とミレニアル世代の40%は使用頻度を減らしている。

消費者動向の追跡調査では、デオドラントに使用されている化学物質を懸念する意見が増加していることが明らかになった。デオドラントをまったく使用しない女性の20%は、化学物質は健康に悪いという懸念からだった。デオドラント利用者の3分の1以上(35%)は天然成分を配合したデオドラントの購入に関心があり、34%がプラスチック最小限/フリーパッケージのデオドラントに関心を示している。

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