女性管理職の割合が4割以上 大阪の化粧品メーカー、女性活躍の認証を取得
2021.07.29
編集部
化粧品メーカーの株式会社桃谷順天館(大阪市中央区/代表取締役社長:桃谷誠一郎)は7月28日、女性が働きやすい職場環境整備に取組む企業を大阪市が認定する「女性活躍リーディングカンパニー」認証を7月1日に取得したと発表した。
同社の社員は約70%が女性で、課長相当職以上の管理職に占める女性の割合が42.9%に及んでいる。これは厚生労働省「令和元年度雇用均等基本調査」の平均値11.9%の4倍近くに相当する。この実績が評価され、同認証のうち最高ランクの「二つ星認証」を受けた。
同社は、自社女性管理職の比率が高い理由として「性別にかかわらず、いきいきと働ける職場環境の構築」を続けてきた結果と説明する。
その具体的な取り組みには次のようなものがある。
●生理前の不調「月経前症候群(PMS)休暇
2020年6月導入後、PMSを理由にした休暇取得者が2021年5月に前年同月比で約2倍。
●不妊治療休暇
仕事も子供も諦めない働き方を実現。
●時短勤務者の給与控除撤廃
時短勤務でも給与カットなし。「時間」ではなく「成果」で評価。業務効率化の意識も促進。
●時間単位有給休暇制度
1時間単位で有休取得が可能。お子様の通院や行事などに参加する短時間の用事に対応。
●フレックス制度
各々の都合に合わせた勤務時間が選択可能。
これらの施策について同社人事担当者は「性別や年齢に関係なく、全社員が自分らしく働ける環境の整備に取り組んでいます。今後も時代に則した施策を検討し、健康にいきいきと働ける環境を整えていきます」と語っている。