アフターコロナの訪日客 中国・タイでは比較的早期の訪日意欲

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2021.08.24

編集部

マーケティング事業を手がけるアウンコンサルティング株式会社(東京都文京区/代表取締役:信太 明)は8月19日、新型コロナウイルス感染症収束後の訪日外国人の動向予測を目的として、訪日客数の多い国と地域(中国・台湾・香港・韓国・タイ・アメリカ)に向けて実施した、アンケート調査の結果を公表した。

まず、「新型コロナウイルス感染症が収束したら日本に行きたいですか?」という質問に対しては、「中国:87.9%→77.4%(-10.5%)」「台湾:92.9%→71.8%(-21.1%)」「香港:96.0%→61.6%(-34.4%)」「韓国:85.0%→50.3%(-34.7%)」と、アジア・東南アジア地域ではいずれも減少した。

次に「日本にはいつ頃行きたいですか?」の質問に対しては、「2021年10月~12月」「2022年1月~3月」「2022年4月~6月」「2022年7月~9月」「2022年10月以降」「行く予定はない」に分けて質問をした。

その結果、上記の国と地域では「行く予定はない」答えた回答が最多であった。しかし、行く予定があるとした回答者のうち、中国・タイでは比較的早期の訪日意欲があることが分かった。

同社は「これらの地域では新型コロナウイルス感染症が収束した場合、訪日需要の回復が他の国と比較して早い可能性があります。一方、台湾・韓国では『2022年10月以降』の回答率が高く、回復が鈍化する可能性が考えられます」としている。

また、越境ECについては「中国・韓国では『新型コロナウイルス感染症の影響で買っていない』と回答する層が一定数存在することに変わりはありませんが、その数は減少傾向にあります」と述べている。

さらに「今まで買ったことのある日本製品」について尋ねたところ、化粧品については中国は2位の18.6%、台湾では5位の16.8%、香港では2位の19.2%、韓国では3位の18.3%、タイでは5位の11.1%と国や地域により明確な差がでた。

なお、調査対象となったのは、上記の国と地域の各200名以上、18歳以上の男女だ。

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