コロナパンデミック下の体重変化とその要因調査

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2022.08.1

国際部

新型コロナウイルスのパンデミック下の肥満成人における体重変化、健康行動、およびメンタルヘルスとの関連を調査した結果が6月30日、「Obesity」オンラインに掲載された。

新型コロナウイルスのパンデミック2年目となる2021年3月1日から2021年11月30日に、肥満診療を受けた米国の成人に対するオンライン調査を実施。2020年3月以降に生じた5%以上の体重変化、および関連する健康行動とメンタルヘルス要因について回答を得た。被験者は404人で平均年齢52.5歳、平均BMI43.3、82.6%が女性だった。

その結果、平均体重変化はプラス4.3%だった。被験者の30%で体重が5%以上の増加が見られ、19%で体重が5%以上の減少が見られた。体重増加および体重減少ともの、ベースラインのBMIと正の相関が認められた。被験者の80%は体重コントロールが難しいと回答した。体重が5%以上増加した人と体重が5%以上減少した人には、ストレス、不安、うつ病のレベルが高く、睡眠と運動が不足、健康的な食事の不足、ファストフードやコンフォートフードが多く家庭料理が少ない、食べ過ぎや過食症の傾向が多く見られた。

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