米エリザベスアーデン社は11月25日、ニューヨークのユニオンスクエアの中心街に同社直営のスパサロン「レッドドア」をリニューアルしたことを発表した。新しいサロンは2階建ての豪華なタウンハウス風な建築物で、モダンな内装と快適な家具を揃えてニューヨーカーや観光客を集客する。

レッドドアは、従来の高級サロンサービスに加え、SpeedUpStairs（スピードアップステアズ）と称する「施術30分未満の手頃なトリートメントサービス」を併合させて新しい顧客層の開拓を狙う。高級サロンは1階のラウンジを利用し定番のフェイシャル、ボディマッサージ、ヘアカットなどのサービスを提供する。SpeedUpStairsのサービスは2階のラウンジを利用しマニキュア、ワックス、まゆ毛処理、メイクアプリケーションなどのサービスを提供する。

さらに最新のスキンケア、メイクアップ、カラーコスメの製品をビューティ・バーでラインアップさせる。ビューティ・バーでは、顧客の肌のトーンに合わせたファンデーションを調合、カスタマイズした形式で販売する。カスタム・スキン・リーダーという同社開発の技術を駆使して顧客の肌分析も可能になる。顧客の色素沈着レベル、紫外線によるダメージ、毛穴、目尻のシワの数や深さ、肌の質感を分析する。これらの肌分析の結果や個人の懸念に基づいて、スキンケア製品を紹介するサービスも提供していくという。