ヒアルロン酸注入、振動麻酔で痛みなし

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2014.02.3

編集部

シワ・たるみの改善のため顔に施術されるヒアルロン酸注入は、「プチ整形」として一般的に行われ、価格も抑えられるようになってきた。この皮膚充填剤(ヒアルロン酸など)注入時の痛み軽減のため行われる振動麻酔の評価研究が「Aesthetic Plastic Surgery」誌1月号に掲載された。

この前向き研究では、鼻唇溝、眼の下のたるみ、頬などの顔の部分に皮膚充填剤の注射を受けた41人の患者を分析した。振動麻酔は、振動を与えることで注射針を刺す時や麻酔液を注入する時の痛みを感じにくくする技術。振動により神経が刺激されることで、感覚が分散・麻痺され、痛みを感じにくくなる。

参加者は、顔の片側に皮膚充填剤のみの注射、反対側に皮膚充填剤を振動麻酔とともに受けた。施術後は、注射の痛み、副作用、および今後も振動麻酔を使ってみたいかについてのアンケートに回答した。その結果、振動刺激があることで、臨床的および統計的に有意な痛みの軽減が報告された。有害事象は報告されず、参加者の95%で、振動麻酔を使用したいという回答を得た。

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