美容産業では近年、企業の合併・買収活動が活発になっている中、2014年上半期で最も注目すべき取引は、独製薬大手バイエルによる米メルク社コンシューマーケア事業の買収、独日用品大手ヘンケルによる米ヘアケアブランド3社（Sexy Hair、Alterna、Kenra）の買収、 仏ロレアルによる米メイクアップアーティストブランドNYX社の買収などが挙げられる。

多くの美容ブランドは、より迅速な新技術の成長やビジネスの地理的拡大を狙って成長の可能性を秘めたベンチャー企業を探して買収の機会を模索している。米市場調査会社Klineは同社が提供する有料レポート「Cosmetics & Toiletries Report」の中から、ビジネス発展が期待される新星気鋭な企業を選抜して、８月14日付けブログで公表した。将来的な企業買収を見据えた視点からも注目されているプレイヤー10社は次の通り。

１．BRAD BIOPHOTONIC：バイオ発酵成分を応用したスキンケアブランド
２．DERMALOGICA：スパチャネルでビジネス拡大するスキンケアブランド
３．DR. BRONNER’S：有機認定を受けた石けん、液体ソープの老舗ブランド
４．EOS PRODUCTS：ユニークな卵型の容器を採用したスキンケアブランド
５．JOSIE MARAN：天然アルガンオイル成分を配合した化粧品ブランド
６．JUICE BEAUTY：オーガニック化粧品／スキンケア／ヘアケアブランド
７．LUXURY BRAND PARTNER：高級品アイテム、ブランド開発会社
８．OUIDAD：カールヘアに特化したヘアケアブランド
９．YES TO：フルーツや野菜の成分から開発したスキンケアブランド
10．ZO：皮膚科医オバジ博士の最新スキンケアブランド