フラーレンが目立つ毛穴を17%減少

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2015.06.15

編集部

ビタミンC60バイオリサーチ株式会社(東京都中央区)は、フラーレンにより目立ち毛穴を減少させる効果を確認し、2015年5月29日~31日に福岡国際会議場で開催された第15回日本抗加齢医学会総会にて発表を行なった。

日本人女性10人(中間値46歳)に、フラーレン配合ローションを朝晩洗顔後に2回、2カ月間塗布してもらった。試験開始前および2カ月後に、VISIA(解析機器)を用いて、目立つ毛穴の数を測定。その結果、フラーレン配合ローションの使用により、頬部の目立つ毛穴は塗布前と比べて、17.6%減少した。sub1

さらに、三次元ヒト皮膚モデルに紫外線(UVB)を照射し、メラニン合成時に増加する炎症性因子の一種(PGE2)の産生量に対するフラーレンの影響を調べたところ、フラーレン濃度の増加にともなって、PGE2産生量が抑制されることがわかった(18.3%抑制)。

以上の研究結果から、紫外線によってメラノサイトやケラチノサイトから誘導されるPGE2の産生をフラーレンが抑制し、毛穴周辺のメラニン合成が抑制されることで目立つ毛穴が減少したと考えられる。

フラーレンは、すでに長く化粧品成分として使用されているが、有害事象の報告はなく、選択的にPGE2シグナル経路に働きかけるフラーレンは、安全性の高い毛穴ケア用のスキンケア成分といえる。

参考リンク
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社

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