株式会社矢野経済研究所（東京都中野区）は10日、国内における化粧品受託製造市場の調査を実施したと発表した。2014年度の化粧品受託製造市場規模は、前年度比103.7%の2,277億円となった。

同調査における化粧品受託製造市場とは、化粧品ブランドメーカーや小売業者から委託され、スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、その他化粧品を製造する市場を指し、化粧品受託製造事業者の売上高ベースで市場規模を算出した。

調査対象は、化粧品受託製造事業者、化粧品ブランドメーカー等で、同社専門研究員による直接面談と郵送アンケート調査ならびに文献調査併用して調査した。

同調査によると、化粧品受託製造市場が順調に拡大している要因としては、化粧品ブランドメーカーの製造のアウトソーシング化や異業種企業の化粧品市場への新規参入が続いていることが挙げられるとしている。