株式会社資生堂（東京都中央区）は4日、アジアパシフィック地域におけるマーケティングを強化すべく、今年6月、シンガポールに地域本社の中核となる「資生堂アジアパシフィック」を設立したと発表した。

アジアパシフィック地域の統括機能や、展開ブランドのマーケティング機能を日本本社より移管、地域に権限を大幅に移譲することで、意思決定や改革のスピードを加速させる。これにより、早期にアジアのお客に愛されるブランドを育成し、市場の成長を上回るスピードでビジネスを拡大していく。

今回の「資生堂アジアパシフィック」の設立により、日本、中国、アジア、米州、欧州、トラベルリテールの6つの地域におけるマネジメント体制が整った。これにより資生堂グループは2016年よりグローバルマーケティングカンパニーとして、地域本社体制を本格稼動すべく準備を加速していくとしている。