2年後に取扱店舗数500店に拡大、理化学研究所と共同研究

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2013.03.6

編集部

正プラス(岐阜県高山市)は、飛騨高山産の枝葉から注出した木質アロマ精油をエステサロンや大手デパートなど全国300の店舗(取扱店)で販売。今年4月に東京事務所を開設するほか2年後にアロマ入り化粧品の商品化や取り扱い店舗数を500店舗に増やすなど業容の拡大を図る。また、現在、アロマの疲労回復について理化学研究所と共同で研究を進めている。

同社が開発したアロマオイルは、木材の枝や葉を水蒸気で粉砕・蒸留した製法で抽出したエッセンシャルオイル。樹木から発散する臭いに着目し、国の助成事業「農商工連携支援事業」の適用(2009年2月採択)を受けて実用化した。

現在、アロマオイルとアロマオイルで仕立てたシャンプー、コンディショナ―、入浴剤、ボディソープなど7アイテムの商品化を図り「ゆいか」の統一ブランドで美容サロンや高島屋、伊勢丹三越、松坂屋大丸など約300店舗で販売。アロマオイルの価格は、5mm入りで千円から1万円。2mm入りで500円から6000円。「消費者の本物志向の追い風を受けて需要が急増している状態」(稲本正社長)として今年4月に東京事務所(渋谷区千駄ヶ谷)を開設して取扱店舗数の拡大を図る。2年後に取扱店舗数を500店舗に拡大する計画。また、店舗数の拡大と合わせてアロマ仕立ての石鹸や化粧品も新たに商品化して販売する。

稲本社長は「アロマ精油に含まれる成分が疲労回復や皮膚の循環作用が活性化するなどの効果が学会から発表されている。現在、理化学研究所と共同で成分の分析や応用開発に力を入れており新たな商品開発、用途開発に繋げて行きたい」として一段と業容の拡大を図る考え。

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