株式会社資生堂（東京都中央区）は、 店頭で応対・接客を行うビューティーコンサルタントの更なる応対力の向上・活性化に向け、 7月1日よりBC一人一人の育成を担う「Lead(リード) BC(ビーシー)（ LBC）」を導入し、 全国に約850人配置する。

新たな人事制度は同社の中長期戦略「VISION 2020」の一環。中長期戦略では「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、 顧客起点の経営体制へと変革を進めている。中でもその”要”としてブランド価値を直に伝えるBCの活性化は不可欠だ。

同社は2016年より11年ぶりにBCの正社員採用を再開するとともに、 国内約10,000人の内、 契約社員として働く約2,000人のBCについても順次、 正社員への登用を進めるなど、 優秀な人材の確保やBCの責任感の醸成とモチベーションの向上を図っている。

今回のLBCの導入により、 BCを個別に育成することで、 これまで以上の応対力の強化とキャリア意識の向上を図り、 顧客から支持される「美容のプロフェッショナル集団」へと進化させるとしている。

LBCは、 店頭で働く国内約10,000人のBCの中から約850人が選抜され、 顧客起点の店頭活動を牽引することを使命とする。具体的には、 BCと共に店頭活動を行いながら自ら手本となる活動を見せるとともに、 BC一人一人の強みや課題を見つけ、 その場で必要なサポートを行う。

LBC自身もBCから気づきやヒントを得てお互いが成長する「現場共育」を実践する。さらに、 BCの個別の活動状況や強み・課題を各BCが所属する営業部門と共有し、各自のデータを蓄積することで社内コミュニケーションの円滑化やキャリアパスの形成にも取り組む。